天然学 - 天然の本質に迫れ

天然について誰よりも深く研究します。

天然あるある - 独創性編

前回の続きです。

ただのいい人では終わらない、ちょっと常人には真似できない「すごさ」を持っているのも、天然あるあるです。

 

地味にハイスペック

「ハイスペック」とは、元は機器の性能が高いことを意味していましたが、転じて優秀な人を指します。天然な人の中には、隠れハイスペック人間が混じっています。

実は音楽の才能がハンパなくてあちこちの楽団からスカウトされていたり、実はゲームの才能がずば抜けていて無課金なのに世界ランク1位だったり、実はノートを取るのが得意でテスト前になると美しく完璧なまとめプリントを共有してクラス中を感動させたりと、非凡な才能を見せつけてくれます。

すごい人というのはそれだけで尊敬に値するのですが、彼らはそれを鼻にかけることをしないので好感度は増し増しです。

そして天然にありがちな残念エピソードがついてくるのも恒例で、あちこちの楽団からのスカウトに応じていたらプライベートの時間が消失しそうになったり、ゲームで世界ランク1位を取ったはいいが寝不足で数日間体調不良になったり、まとめプリントに時間をかけすぎて自分の勉強が間に合わず試験に落ちたり。

……要領が悪いんですかね。

 

追記)天然とアホの子の違いを整理しました。

発想が独特

天然の人は概して一般常識に疎いところがありますが、裏を返せば一般常識にとらわれない思考ができるともいえます。

彼らは独自の理論に依っており、そこから普通では思いつかない結論に至ります。傍目には突拍子もない発言に見えても、頭の中ではつながっているのです。ここが「アホの子」とは決定的に違うところで、天然の人はちゃんと考えています。時には思わず「天才か」と目を見張るような素晴らしい着想に至ることもあります。ところが笑っちゃうような着想のときがその何倍も多く、残念ながら彼らはやっぱり天然なのでした。

いずれにせよ彼らは常識の枠を超えて羽ばたく力を持っています。

この威力は具体例がないと説明しにくいものなので、後日実例を交えて紹介したいと思います。

空気を読まない

日本人は空気を読むのが得意とされています。空気を読めない人が「KY」と揶揄された時代もありましたが、空気を読むことはそれだけ重要なスキルなのでしょう。多くの日本人は学校、会社、友人関係など社会生活を送りながら、世界トップクラスの空気を読む力を身につけます。

しかし何事にも例外はあるもので、天然の人は空気を読みません。空気を読まない俺カッケーとかではなく、特に意図せず空気を読まないのです。空気に対する感受性が低いのでしょうか。

無意識に空気を読める多数派の日本人のほうがすごいという説もありますが、多数派からすれば空気を読まない天然の人ってすごいなとなります。

強い意思を持っている

天然の人はぼんやりとしているように見えて、案外強い意思を持っています。雰囲気に流されて、みたいなことはないです。

例えば自分の中にはっきりとした好き嫌いの基準があり、嫌いなものは頑として受けつけません。タバコが嫌いな人は友人が目の前で喫煙を始めると必ずやめてくれと言いますし、賭け事が嫌いな人は賭けの話が出た瞬間にゲームを降ります。

たまに説得に難渋することもありますが、自分をしっかりと持つ人は尊敬に値します。こういう芯の強いところが、将来大物に化けるかもしれません。